当院長が大分合同新聞に掲載されました

12/15(金)大分合同新聞(朝刊一面)に当院院長が橋渡しをした研究が「抗がん剤の副作用 脱毛 ジェルで抑制」として掲載されました。

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大分大学(北野正剛学長)とかつら大手のアデランス(東京都)は14日、抗がん剤治療に伴う脱毛を抑えるため共同で実施してきた臨床研究の結果を発表した。抗酸化物質を配合したジェルを使用し、乳がん患者に脱毛抑制効果を確認できたという。北野学長は「化学療法を受けたがん患者にとって、日々の生活に関わる外見は大変重要なファクターだ、今も脱毛は患者にとって苦痛のままであり、少しでも早く止めたい」と話した。

【大分大とアデランス発表】
 研究を主動した大分大医学部の猪股雅史教授によると、抗酸化・抗炎症作用を持つ「新規αリポ酸誘導体」を活用した。抗がん剤投与の副作用で現れる毛根部分の炎症を抑える効果があり、脱毛抑制・発毛促進の両方を期待できるという。
 共同研究は2013年から。14年7月から15年5月にかけて、20~80歳の女性患者100人を対象に臨床試験を実施した。抗がん剤治療と併せて毎日、頭皮とまゆ毛にジェルを塗り続けたという。
 ジェルを塗った期間は12週間と24週間の2パターン。抗がん剤をやめてから3ケ月経過した時点で、頭皮部分の50%以上が脱毛している人の割合を調べた。結果はいずれのパターンも2割以下で、何もしない場合は8割になるという。
 日本臨床毛髪学会常任理事で、今回の研究の橋渡しをした「別府ガーデンヒルクリニックくらた医院」(別府市)の倉田荘太郎院長は「男性型脱毛でも炎症が起こっていることが分かっている。ほかの脱毛にも効果が得られる可能性がある」との見方を示した。
 アデランスは同日、大分大と契約を締結し、抗酸化物質を配合した製品の製造・販売権を取得した。来年早々にも頭皮ケア用の化粧品として製造・販売する方針を明らかにした。女性患者をはじめ、髪の悩みを抱える消費者への浸透を目指す。
 当面、国内の医療機関に設けている同社のヘアサロンで販売する。通販サイトも含めた他のルートでの販売も検討していくという。

 

2017年12月15日 更新 /

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